キッチンは日常生活において、日々活発に使われています。
そのため頑固な油汚れがつくことも少なくありません。
そんなキッチンを一体どうやってきれいに保てばいいのでしょうか?
私はキッチンに利用するとはなかなか思えないアイテムである「パーツクリーナー」を利用しています。
実は手軽に使えてしかも高い洗浄力があることから、多くの人々に支持されています。
そこで今回はこのパーツクリーナーについて詳しくご紹介します。
適切な使い方や注意点、パーツクリーナーの成分についても説明します。
パーツクリーナーを使えば、きっとあなたのキッチンはピカピカになることでしょう。
キッチンの油汚れにはパーツクリーナーを用意しよう
我が家ではこちらのパーツクリーナー『フォーミングウルトラクリーナー』を利用しています。
キッチン用品やお掃除用品ではなくて、カー用品やバイク用品の売り場で見かけるものです。
私はKUREのフォーミングウルトラクリーナーを使ってますが『パーツクリーナー』であれば大きな違いはありません。
パーツクリーナーの使い方
上の画像は天ぷら後のIHコンロです。
油がギトギトでひどい有様ですね。
まずは、パーツクリーナーを説明書きにしたがってよく振ります。
それから油汚れに思う存分ふりまきましょう。
最初は泡状で出てくるのですが油と混ざると液状になってきます。
液状になったらふき取るだけです。
待ち時間は必要ありません。
この程度の油ならあっという間にぴかぴかになります。
パーツクリーナーを使う時の注意点2点
火気厳禁
最大の注意点は火気厳禁ということです。
パーツクリーナーは可燃性のガスが含まれています。
そのためキッチンがガスコンロの場合はパーツクリーナーの使用をオススメしません。
スプレーの中身はLPガスで噴射します。
LPガスは燃えますので、場合によっては火がつくこともありえます。
爆発する可能性も否めません。
大事故につながりますので、火のそばでは使わないでください。
IHコンロの場合は、火を使わないので利用するのに問題ありません。
素手で触らない
もう一点注意する点は強いアルカリ性だということです。
肌は弱酸性でできているため、アルカリ性であるパーツクリーナーとは相性が悪いです。
肌表面は油分が守っていますが、パーツクリーナーが触れるとその油分が分解されてしまうのでひどい肌荒れを起こすことがあります。
使用する際には必ずゴム手袋やナイロン手袋など、手に触れないよう配慮する必要があります。
パーツクリーナーの成分を解説
パーツクリーナーの成分は以下の5点です。
- 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
- アルカリ剤
- アルコール
- 防錆剤
- キレート剤
順番に解説していきます。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとは?
Wikipedia ポリオキシエチレンアルキルエーテル
ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、聞きなれない言葉ですがいわゆる界面活性剤です。
界面活性剤とは混ざり合わない成分を混ざりやすくする物質のことです。
そのため石鹸や洗剤、シャンプー、メイク落としなど、様々な身近なものに見られる物質です。
この単語を調べると化粧品会社のホームページにたどり着きます。
やはり油分を落とすにはやっぱり界面活性剤が確実です。
アルカリ剤とは?
アルカリ剤とは、その名の通り酸性をアルカリ性に調整するものです。
酸性とアルカリ性は逆の性質があります。
油汚れや皮脂汚れなどは酸性の汚れです。
汚れを落とすときは逆の性質の洗剤を使うことを意識するとかんたんに落とすことができます。
そのため油汚れは逆の性質を持つパーツクリーナーでかんたん落とせるのです。
その他のアルカリ性の洗剤というと、重曹やセスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水などがあります。
防錆剤とは?
防錆剤とはその名の通りサビを防ぐものです。
キッチンのコンロには金属が特にありませんので今回はあまり関係がありません。
またパーツクリーナー自体は拭き取ってしまうのでその後も問題なく使用できます。
キレート剤とは?
キレート剤のキレートとは、界面活性剤を助ける役目をするものです。
水の中には色んなミネラルが含まれてます。
汚れを落としてくれる界面活性剤はそのミネラルとくっつきやすくて、くっついてしまうと汚れを落とさなくなります。
キレート剤は界面活性剤がミネラルとくっついてしまうを防いでくれるものです。
つまり、キレート剤が入っている方がより油汚れがしっかり落ちる、ということですね。
パーツクリーナーの評判をチェック
まずはパーツクリーナーをキッチン掃除に使ってみた方のポストを見てみましょう。
パーツクリーナーはなぜか害虫退治に活躍するらしいです。
パーツクリーナーはもともとバイクや車の部品などの油汚れを落とすのに大活躍するアイテムです。
普段からオイルにまみれたバイクや車の部品の油をスッキリ落とすくらいですから、キッチンの汚れなどかんたんに落ちるのもうなずけます。
また、害虫駆除に使っている方も意外と多く、害虫に効くというのはパーツクリーナーを利用している方の中では有名な話のようです。
引用ではGの話をピックアップしましたが、他にもムカデやクモなどを退治しているものもありました。
キッチンの油汚れにはパーツクリーナーがベスト
ここまでパーツクリーナーについて詳しく解説しましたが、じつは説明書きにもキッチンや換気扇にも使えると書いてあります。
換気扇のカバーや内部分の掃除など、しつこい油汚れにもスプレーでスッキリかんたんに掃除できるのでキッチンの掃除にとてもおすすめの方法です。
普通の油汚れで使うのはもったいないので、普段はアルカリ電解水などを使用しひどい油汚れはパーツクリーナーと使い分けをするのがいいでしょう。
- ガンコな油汚れが落ちるので、キッチンで使うとかんたんで便利
- 強いアルカリ性なので肌に触れると肌荒れの危険性あり
- 使用するときは火気厳禁
それほど高いものではないので一度試してみることをおすすめします。